2009.10.11日に京都市立美術大学で京都デザイン賞の審査を行いました。グラフィックデザイン、ファッション・テキスタイル、プロダクト・パッケージデ、インテリア・建築・景観の4分野。全国から集まった学生とプロの作品を京都という地で選ぶことで独特の視点が生まれることを実感した(杉崎真之助談)。大賞、知事賞、市長賞などが選ばれました。
沿線の活性化と観光資源の活用をコンセプトに、万葉の歴史の地を走るJR桜井線と和歌山線の車両ラッピングをデザイン。多くの作品が寄せられ、9月に行われた審査で景観と共存する優れた作品が選ばれました。今後3年間の予定で受賞作品の列車が沿線を走ります。審査員の1人である杉崎真之助は奈良の旧国鉄和歌山線沿線の出身。このローカル線で蒸気機関車を見て育ちました。
奈良県ホームページ
広報の質を高め、大阪のクリエイターを育てる目的で2007から始まったプロジェクト。今回は地域防犯、放置自転車、ごみ減量の3つのテーマをシリーズで募集し、中島公次さん、筒井潮美さん、木村信義さん(グループ制作)の作品が見事グランプリを受賞しました。アワードのロゴは杉崎真之助が制作寄贈。
大阪市 情報公開室 ホームページ
田川水泡、新国誠一をはじめ、生きている、亡くなった、若手、大御所のデザインアイテムの使用権をオープンにして、Tシャツでコラボレーションするという野心的プロジェクト。杉崎真之助はシンノスケスギサキという名前でデザインの部品を提供。
2009.08.26水から09.24木まで、ほぼ1週間おきに連続レクチャーを開催。講師は、グラフィックデザイナー松下計さん、北川一成さん、プロダクトデザインの植松豊行さん、パッケージデザイナー荒木志華乃さん、アートディレクター長友啓典さんの5人。
「コミュニケーションデザインの領域が広がり、デザインに求められる役割が大きく変化しています。How ToからKnowledgeへ。スーパーな講師の視点を皆さんに投げかけることで、デザインの価値と本質の発見を試みます。コーディネイト:杉崎真之助」チラシコピーから。「レクチャーの進行を手伝う中で、一番楽しめたのは私自身かもしれない」杉崎談。
扇町インキュベーションプラザ メビック扇町
電話 06-6316-8780(平日10:00ー21:30)ファクス 06-6316-8781
杉崎真之助が亜洲大学と雲林科技大学に招かれて講演会や討論会を行いました。
NYTDC台湾展とコミュニケーションデザイン国際討論会に参加
2009.04.30木 台中の亜洲大学、創意設計学院で「文字とイメージ」をテーマに講演。約200人の学生が熱心に参加。杉崎真之助(大阪)、李根在(台湾・NY)、區徳誠 (香港)、司会は陳俊宏・創意設計学院教授・院長。私立亜洲大学は台中に1990年創設された総合大学。学生数は1350人。同時にNYTDC台湾展が開催された。
台湾雲林科技大学の授業に参加
2009.05.01金 雲林科技大学で一回生を中心に約50人に約1時間レクチャーと質疑応答を楽しんだ。国立雲林科技大学は1991年設立、教員300人、工学・経営・設計の学部と大学院を持ち、学生数一万人弱の国立大学。キャンパスが美しい。担当の曾啟雄教授は日本の神戸芸工大で杉浦康平氏に師事。顧理(主任副教授兼系主任)はニューヨークでデザインビジネスを経験。台湾でも教育研究の現場では日本、欧州、北米の実務経験者が求められている。
台北のデザイン事務所「UP Create台北」を訪問
2009.05.02土 パッケージを中心とする台北のデザイン事務所「UP Create台北」を訪れた。王炳南(所長)は電通台北出身。上海にも事務所を持ち東アジアで幅広くビジネスを展開。真之助事務所事務所・王怡琴の高校時代のアルバイト先でもある。
香港の代表的アートディレクターであるトミー・リー氏とコラボレーション。5つのテーマでベッドマットのテキスタイルデザインを3年がかりで開発しました。ひとつのブランドを構築するプロセスを体験し、中国企業のトップのこだわりと粘り強さに感動しました。
ダンス・音楽・美術の3人のアーティストがナビゲーターとなり、障がいのある人とともに制作したパフォーマンス。昨年の大阪、東京公演に続き、進化しながら2会場で開催されます。杉崎真之助が告知デザインを担当。イラストレーター阿部真理子さんに心と体の根源をテーマとしたイラストを描いていただきました。
世田谷美術館 パフォーマンス・シリーズ トランス/エントランス vol. 8
22009.05.28木 19:00開場 19:30開演
世田谷美術館
桜美林大学 プラネット淵野辺キャンパス プルヌスホール
2009.05.30土・31日
プルヌスホール
奈良の新しいデザイン資源を探るプロジェクト「Nara 1300 Design Book」のシンポジウムが奈良国立博物館講堂で開催。奈良県出身のグラフィックデザイナーである杉崎真之助がパネリストとして参加しました。
2008.11.25火ー12.20土 11:00ー19:00 日・祝休
クリエーションギャラリーG8 ガーディアン・ガーデン 入場無料
国内外で活躍中のアーティストやデザイナー266人が参加。作品は2500円で予約注文販売し、収益金はユニセフに寄付されます。
ハンブルク美術工芸博物館での展覧会を機に出版した作品集。
報告のトークをまじえてパーティを開催。来場200人、300部を記録しました。
展覧会は現在期間を延長して開催中です。
2008.02.15金 18:30トーク、19:30パーティ
会場:カフェモード 大阪市西区南堀江1-14-26 Tel. 06-6536-4788
会費:会費5,000円 作品集1冊を進呈
申込、問合せ grafik@shinn.co.jp
ハンブルク美術工芸博物館
作品集「印象の構造 杉崎真之助のグラフィックデザイン」
購入はMCCMクリエーション(英語)、またはエースブック(日本語)まで 注文書PDF
2007.05.26土 13:00ー14:00
インテックス大阪5号館 特設会場 入場無料
JP20007のDayセミナーで、杉崎真之助がグラフィックデザインの感性「紙・デザイン・印刷」をテーマに、スライドを交えてレクチャーを行います。
講師:杉崎真之助 問合せ:JP産業展協会事務局 06-6311-0281
Editor: Why did you choose graphic design as your profession?
Shinnoske: When I was five or so I used to see dots on the printed papers. I enjoyed its feeling and scent. That experience may have an effect on me to be a designer.
Editor: How is graphic design present in your life?
Shinnoske: Almost all of my life.
Editor: Where does your design inspiration come from?
Shinnoske: Each problem that provided by each client.
Editor: How many years of graphic training have you received? Do you think the academic education about graphic design is important for designer?
Shinnoske: Basically, I have four years graphic training in at the Osaka University of Art. My design ability, however, comes from everything that I have experienced in my life. It is important that knowledge of design among its all history. Typography is basis of graphic design. The most important thing is that, to have an imagination to someone who you try to give a message to.
Editor: Does your own cultural background account for the main influence in your design?
Shinnoske: I do not try to make a regional style and not have consciousness where I live. On the other hand, I influenced unconsciously by letters and characters I use and language I speak and also the city I live in.
Editor: Does literature, theater, music or any other subject contribute to your work?
Shinnoske: Everything I see, I feel, I hear, I eat.
Editor: Who would you name as the greatest master of graphic design?
Shinnoske: Each is the greatest master for me who gives me inspirations.
Editor: Besides design, what other hobbies do you have?
Shinnoske: I think I'm a good blues guitarist!
デザインでビジネスをしていくということ 杉崎真之助
2006.09.12火 19:30ー21:30 扇町インキュベーションプラザ メビック扇町
大阪市北区南扇町6-28 水道局扇町庁舎2F
電話 06-6316-8780 Eメール info@mebic.com
これからのクリエイター・デザイナーを対象に、制作力、経営力、市場対応能力を高め、基本的知識の修得と参加者間のネットワークづくりを目的としたセミナー。杉崎真之助が講師の一人として参画し、デザインとビジネスについて語ります。
2006.09.09土 記念シンポジウム 15:30ー17:30
第1部 基調講演 鷲田清一 大阪大学 副学長
パネルディスカッション コーディネイター 巽 正和
パネラー 飯田吉秋 能口仁宏 杉崎真之助 見寺貞子
第2部 パーティとコンサート 18:00ー19:30 お食事にワイン、そして音楽と映像のライブ
毎日新聞オーバルホール 大阪市北区梅田3−4−5 参加費2000円
お問合せ DAS(総合デザイナー協会) 電話 06-6346-8695 Eメール das@das.or.jp
テーマ「守・破・離次代を拓く」をもとに、デザインのこれからを考えるシンポジウムを開催。パネルディスカッションに杉崎真之助が参加します。
大阪人 11月号
文 杉崎真之助
先日あるパーティの席で、なぜ東京ではなく大阪で仕事をしているのですか、と聞かれました。同じような質問をされることがたまにあります。聞くのはどういうわけか大阪の人です。デザインは経済や情報と結びついた現実的な仕事なので、いわば都市型のビジネスです。だったら大阪がいいじゃないですか、と心の中で答えます。
もちろん大阪でいいのです。しかし、デザインをしていく上で大阪や関西といった地域性を表現に出そうと考えたことはありません。逆に、できるだけ個性やローカルなバイアスをかけないように心がけています。安易に大阪弁でコピーを書くとかは大きらいです。なぜなら、デザインで伝える相手は日本語がわかる人全員なのですから。
アイデアを考える会議やプレゼンテーションで説明をするときにも、標準語を使います。デザインはある種の計算であり、設計ですから、理屈と文脈が大切です。当然使うのは論理的に磨かれてきた歴史をもつ標準語になります。
では、頭の中でコンセプトを考えている時はどうなのでしょう。与えられた条件や情報を読み込んだり、方向性を検討するのはやはり標準語です。
ところが、デザインの答えを導き出すのは理屈や言葉ではなく、いわば言葉にできない直感や霊感です。なぜかというと、言葉や論理を意識して標準語でやっていると、私の頭の中でスピードが追いつきません。「こういう理由でこの形態が適切であります」では、新鮮でクリアなアイデアがどこかに消えてしまうのです。
頭の中のヒミツをひとつばらすと、こうです。非言語の直感や霊感と日常的な言語をつないでくれているのが、実は大阪弁なのです。アイデアに対して「これでええやん」「ちゃうちゃう」「なんでやねん」などと大阪弁の突っ込みが入っているようです。右脳と左脳の漫才でしょうか。
私は人口3万人あまりの山に囲まれた盆地、奈良県五條市で生まれました。小さい頃、よく大阪に遊びに連れていってもらいました。田舎から一時間半かけて、天王寺駅や高(ハシゴ高)島屋のある難波駅に着くのです。ホームを出ると子供の敏感な鼻で車の排気ガスの匂いを胸いっぱいに吸いました。それは都会の匂いでした。トロリーバス、アドバルーン、デパートの食堂のプリン。大都会、つまり私にとっては大阪への憧れがその頃しっかりと形づくられたのです。
大学では大阪から滋賀、京都、神戸、広島あたりまでの学生が多かったこともあり、ミックスされた「関西系なまり」が自分の中で定着しました。ことさら大阪弁を使えるようになろうとは思いませんが、関西アクセント系日本語が私にとってはしっくりきます。
私は大阪で仕事をしているというよりも、大阪弁で仕事をしているのです。
デザイン発想−グラフィックデザイン編
2006.05.18木 グラフィックデザインのおわり、そして、はじまり
2006.Merit05.25木 ミュニケーションデザインの原理
14:00〜17:00(2日間) 別途講師との交流会<5月25日>を予定しています。
会場:マイドームおおさか 定員:30名 受講料:6,000円(2日間)
事例と体験を通してコミュニケーションツールとしてのデザインの本質をさぐるこころみ。
2006.05.12金 名古屋 講演時間16:00〜17:00
2006.05.16火 品川 講演時間15:00〜16:00
セミナーD ラージフォーマットでデザインするということ
ラージフォーマットにおける発想のあり方と方法論について。
講師:杉崎真之助 協賛:株式会社エムディエヌコーポレーション
演劇をはじめダンスやコンサートなど舞台芸術全般を対象とした劇場「シアター BRAVA!」がまもなOBPに誕生。こけら落とし公演は「ナイン THE MUSICAL」。ロゴなどのVIを杉崎真之助がデザインしました。
シアターBRAVA!
「エレメンチズム2」で杉崎真之助とコラボレートした香港デザイナー、ホン・ラムがこの春来日した時の活動を香港のTVクルーが密着取材。若手クリエイターたちの特集番組として、10月に香港でON AIRされました。
第6回目はキャラクター、グラフィック、ディレクションなど幅広く活躍中のキリマハルミさんが登場。
「デザインの創造原理を例えるならば、それは水のようなもの」と語るキリマハルミさんのデザイン&デザインのヒミツを紹介していただきました。
https://shinn.co.jp/dwp/superink/sat-n-talk/index.html
古い町並みを残す富田林の寺内町。「富田林寺内町をまもり・そだてる会」の10周年記念イベント「寺内町フェスタ」の開催にあたり、新しいまちづくりをイメージしたロゴを制作しました。
2004.10.10日・11祝 富田林寺内町 寺内町フェスタ
Xpress Magazine vol. 8, Hong Kong
Text by Shinnoske Sugisaki
Translated by Keiko Ueki
Origin
The first time I saw the works of Hung Lam in Osaka three years ago, I found that they were not mere superficial expression. Something philosophical or essential was inherent in them… This is the reason I wanted to know why he got interested in my works. A year later, he came to stay at my office for a couple of months.
I communicated with him in broken English during his stay. He doesn't speak Japanese and I don't pick up Cantonese. Failing to express our ideas, we used Kanji (Chinese characters) to cover for the lack of communication. Also, Kanji often became a topic of conversation. In the event I could say; the difficulties in verbal communication led our communication into something philosophical and essential.
Our interaction was very creative, which stimulated my imagination, and also so enjoyable that I sometimes lost sense of time. Its contents developed from my work to the difference and commonality of Osaka and Hong-Kong or Japan and China, up to Kanji, the histories and cultures. That's why it was so natural for him, and for me as well, to study Osaka or Japan through the work "Elementism".
Culture, language, generation
I think, we could establish an essential relationship beyond age or experience because there were differences in culture, background and language between us. We were free to draw our roads on a base map. The process of recognizing our difference and commonality itself became a diary and then "Elementism 2". He interacted not only with creators but also with people from various backgrounds and generations. Then, he discovered the culture and history of Osaka, not in a conceptual sense but on the spot.
"Element" of "Elementism " means a chemical element. This work does not show an analytical and conscious notion. In a way, what I offered is a plate which he heaped with fruits "Diary". Consequently, a journey named "Elementism " was accomplished by the publication of "Elementism 2".
Asian creativity
Design is a global language. Nevertheless, it does not prevent our being conscious of our home. The pioneers like Yoshio Hayakawa and Ikko Tanaka learned the very idea of "design" from the West, and assimilated it into their own cultures, histories and styles, then into themselves.
Needless to say, Kanji is one of the substantial sources that support the local identities of East Asia. I observe cosmopolitan and contemporary expressions of young creators in a quite positive way. However, at the same time, I expect innovative typographies applying the native letters and characters such as Kanji, Hangeul or Kana, from the rising generation.
第5回目は、グラフィックからインタラクティブメディア、タイプフェイスデザインまで天才的な才能を発揮。注目の美女クリエイター、松田ゆうきさんが登場。第一部「タイポグラフィ考」、第二部「WEBデザインとGデザイナーの在り方考」で、盛り上がりました。
2004.08.07土 9:00〜21:00 都住創センター
https://shinn.co.jp/dwp/superink/sat-n-talk/index.html
日経金融新聞広告賞最高賞を受賞した三菱ウェルファーマに続き、フジオフード、島津製作所のシリーズを制作。企業の投資家に向けた情報提供の新しいスタイルが注目されています。